火の神の熱い夏     柄刀 一

火の神の熱い夏 (光文社文庫)火の神の熱い夏 (光文社文庫)
(2004/09/10)
柄刀 一

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実業家・加瀬恭治郎が、焼死体で発見された。刺殺された上に、部屋に火をつけられたのだ。6年前には、加瀬の妻が殺され、未解決となっていた。ふたつの事件は繋がっているのか!?死体の傍らに落ちていた鍵、焼け跡から見つかった「もう一本のナイフ」…バラバラに見えた手がかりがひとつに収束するとき、驚愕の真相が―。名探偵・南美希風の鮮やかな推理。




何故、長編なのに最初に人物紹介ないんでしょうかね。
あれ好きなのであると嬉しいですが。

密室殺人の犯人を美希風が理詰めで探していきます。
鮮やかに可能性を潰していくのが素晴らしい。
最後までミスリードされました。
綺麗なミステリです。

2009年10月29日 | Comments(2) | Trackback(0) | 読書日記

「OZの迷宮」     柄刀 一

OZの迷宮 (光文社文庫)OZの迷宮 (光文社文庫)
(2006/05/11)
柄刀 一

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被害者は密室にいながらにして矢で殺され、あるいは自らが描いた絵の中で溺れ死ぬ…。犯人は密室に閉じこめられたまま殺人を犯し、足跡を残さずに雪道を歩く…。奇想天外な謎の数々を、名探偵の宿命を受け継ぐ者が、鮮やかに解決してゆく。前代未聞のトリック、水も漏らさぬロジック、衝撃的なラスト―本格推理小説の奇跡的到達点がここにある。




 短編集…です。一応。
 探偵が3人出てきて、一話毎に完結するので普通に読み進めていったら最後に綺麗にまとまったことが少し感動しました。

最初の探偵・鷲羽と2番目の探偵・月下は出会っているので、違和感がなかったんですけど、最後の探偵・南はいきなり出てきたから、前の二人とは関係ないとばかり思ってたんですけど、最後の後書ですっきりしました。

探偵としての彼らにはあまり魅力がなかったのがイマイチなところですが、作品自体は面白かったです。南美希風はもう少し人間的に強くなれば、火村英夫みたいな魅力的な探偵に慣れると思うのに。

読んで良かったです。

2009年10月22日 | Comments(2) | Trackback(0) | 読書日記

「溺れる人魚」     島田荘司

溺れる人魚 (講談社ノベルス)溺れる人魚 (講談社ノベルス)
(2009/07/07)
島田 荘司

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ポルトガル・リスボン。一人の女性が銃で心臓を撃ち抜き自殺した。彼女の名はアディーノ・シルヴァ。かつてオリンピック女子水泳で金メダルを獲得したスターだった。同日、彼女の家から二キロ離れた自宅でリカルド・コスタ教授が銃で撃たれ死亡する。奇妙なことに二人を貫いた弾丸は同じ銃から発射されたものであり、さらに死亡推定時刻も「同時」であった…。時空を超えた奇跡の弾丸。その軌跡を御手洗潔が追う。



短編集です。

「溺れる人魚」が一番ミステリっぽいかも?
ロボトミー手術をされた女性とその手術をした医師がほぼ同時刻に同じ銃で亡くなった。
彼女の人生、ロボトミー手術ということについて書かれていて、聞いたことはあっても詳しく知らなかった私には衝撃的な手術でした。

「人魚兵器」
「耳の光る児」は第二次大戦時の悲惨さを訴える作品。
悲惨すぎて吐き気がした。

「海と毒薬」が一番好きだったりします。
「異邦の騎士」をなぞっているからだとかではなく、こういう話が好きなんだと思います。


もうミステリではないんですよね。
最近読んだものでトリックに感動したものもないし、ミステリに囚われずに言いたいことがあるみたいなので。
もうちょっと御手洗の活躍が見たいな。


2009年09月28日 | Comments(2) | Trackback(0) | 読書日記

「最後の一球」     島田荘司

最後の一球 (講談社ノベルス)最後の一球 (講談社ノベルス)
(2009/05/08)
島田 荘司

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「母親が自殺を計った。幸い命はとりとめたのだが、理由を知りたい」山梨から来た青年に、相談を受けた御手洗潔。彼は翌日現地を訪れ、原因が母親の巨額の借金にあることを突き止める。無知につけ込み、法を悪用して暴利を貪る金融業者。仮に裁判をしても敗訴は必至―さすがの御手洗も頭を抱えるが、後日突然彼女の訪問を受け、あまりに意外な顛末を知らされる…。




ミステリ要素は少ないんですけど、読み物としては面白いです。
事件よりも野球に一生をかけてきた男の手記が長いのですが、これって一人の人生を書ききる大変な作業だと思うんですよね。
一人の人生を書きながら司法についての批判もあって作者の主張が強すぎる気もするけど、プロなので上手く書いてあって読めるのでいいのかもしれません。



2009年09月17日 | Comments(3) | Trackback(0) | 読書日記

「後宮小説」 

後宮小説 (新潮文庫)後宮小説 (新潮文庫)
(1993/04)
酒見 賢一

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雲のように風のように [DVD]雲のように風のように [DVD]
(2002/06/21)
佐野量子市川笑也

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急に読みたくなって買ってしまった本。
「雲のように風のように」というアニメの原作です。

ファンタジー…なんだるなぁ。
たぶん「創竜伝」の13巻のような中国っぽいファンタジー。
架空の国の皇帝が亡くなったので(腹上死)、新しく後宮を作るから宦官が自分の出身の町から探して来る…というところから始まります。

アニメとは違って哲学的だったり、エロスだったりするけど(房中術とか習う授業がある)、
アニメのラストを知ってるから、そこを読んだときは泣いた。
もう込み上げてくる。
DVDも欲しいな。

2009年08月04日 | Comments(0) | Trackback(0) | 読書日記
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